サードインパクト






では、実際にはどのようなシステムによって補完(22)は起こったのか

最初は、

初号機(11)+ロンギヌスの槍のコピー(10)+量産機(01)=22

で推移している。

 次に、激甚したシンジがロンギヌスの槍を呼び戻す。(愛を叫ぶ=A10叫ぶ)

初号機(11)+ロンギヌスの槍(10)+量産機(01)=22


※ここで、重要なのは、ロンギヌスの槍と融合して十字架になった初号機の状態は、やはり11(01+10)なのだということである。

これは、矛盾している冬月の台詞によって説明される。

「使徒の持つ生命の実とヒトの持つ知恵の実。その両方を手に入れた」

「そして今や命の胚芽たる生命の樹へと還元している。」

しかし、実際には、初号機はロンギヌスの融合前から知恵の実と生命の実の両方を持つ神になっているのである。

この矛盾は、後で起こるところの、生命の樹となった初号機のリリスとの融合への伏線となっている。

すなわち、

初号機(11)+ロンギヌスの槍(10)+量産機(01)=22

となっているのだが、後で生命の樹(11)とリリス(11)が融合するからだ。



 さて、シンジが愛を叫ぶことによってリリスの魂は知恵の実の肉体(レイ)を伴ったままリリスに還る。

「碇君が呼んでる」

これによって、リリスは11となる。

リリス(01)+レイ(10)=11

このシーンは、リリスの巨大化が終了するまではリリスには目が生まれない。

つまり、巨大化の途中ではリリスは明らかに01なのである。

これは、青葉シゲルに「パターン青」「いや人です」と矛盾する台詞と言わせることによって「使徒=人」の説明をしているものと考えられる。

その後、リリスと量産機の融合がおきる。

そして、量産機は槍で自己を貫く。

量産機(01)+ロンギヌスの槍のコピー(10)=11

となり、量産機側も依代化しているのである。

つまり、

リリス(11)+量産機(01)+ロンギヌスの槍のコピー(10)=22

である。

これは、極めて重要なシーンである。

リリス(11)の周りを生命の樹となった初号機(11)と同じく11となっている9体の量産機が取り囲んでいるのだ。

あたかも、卵子の周りにたむろする様々な可能性である精子達のように。

 ところが、依代化した初号機はリリスの中へと入る。

リリス(11)+初号機(11)=22

勝者は、初号機の方であった。

量産機は敗北したのだ。

 しかし、これはゼーレによって予定されていたことである。

このためのエヴァシリーズなのだ。

リリスは、本来は精巣であって卵巣ではない。

つまり、受精ではないのだ。

これは、死と新生の儀式に他ならないのだ。

いわば、通過儀式なのだ。

 初号機と一体化しているのは、ロンギヌスの槍のオリジナルである。

いわば、「本物の愛」である。

一方、量産機が自らを貫いているのは、ロンギヌスの槍のコピーである。

いわば、「偽りの愛」である。

本物の愛を持っている者のみが補完される、という隠喩になっているのだ。

そして、これもまた死と新生の儀式である。

(下の図を参照)



 本来のリリス(精巣)と同じ生命の樹となった初号機(11)が精巣であるリリス(11)と融合した。

よって、どちらかが崩壊する運命にある。

崩壊したのは、リリスの方であった。

リリスから再び出てきた初号機からは、リリスと同じ12枚の羽根が生えた。

槍を刺す場所

 生命の樹と化した初号機は、リリスのみけんに挿入されていった。

ここは、知恵の実であるA10神経のある場所(視床下部)である。

つまり、知恵の実であるロンギヌスの槍は、本来、やはりここへ刺すべきではなかったのだろうか。

ところが、それを胸に刺していたので目はなかなか生まれず(もちろん魂が不在であったこともあるだろうが)、卵も生まれそうで生まれない状態になっていた。

考えてみると、そもそもこの槍をリリスに刺したのは、リリスの魂が宿っているレイ本人だったのだから、当然みけんに刺してはいけないことはわかっていたのだろう。


 地球は、22=無となった。

人々のATフィールドは無くなり、原初の海=生命のスープ=エデンとなった。

人類は、ついにエデンへと帰った。

生命のスープはまた、さなぎの状態であり、LCLの海であり、羊水であった。

この羊水から2匹の獣が生まれてきた。

(以下の図参照)





ゲンドウの補完との違い

 実際に起こったサーインパクトのプロセスを、前の項で示したように、図にしてみた。

(以下の図参照)

















 非常にややこしいプロセスに見えるが、ゲンドウの補完プロセスも実際に起こったプロセスも、要は、補完に関わっているそれぞれの生命の肉体と魂が一度ばらされて再編成するという過程に過ぎない。

分解されて再編成されるのであるから、いわば、一度「さなぎ」という「死」を通過した後に成虫へと再編成(再生)される過程と同じなのである。

つまり、さなぎから成虫へのプロセスであり、死と新生の通過儀式であり、DEATH&REBIRTHである。



 アダムの胎児が融合しているゲンドウの右手はもげてレイに取り込まれたままレイはリリスへと還った。

ここは、一見アダムとリリスが融合しているので、ゲンドウの計画は遂行されたように見える。

実際にも、リリス(レイ)、ユイ、カヲルの再編成はされて彼等は登場してきた。

しかし、ゲンドウは取り残されたのだ。

ここが、大きな違いである。ゲンドウは、生きたユイに会いたかったのだ。

取り残されたゲンドウをリリス(レイ)、ユイ、カヲルが取り囲んでいるシーンがある。

それが、このことを物語っている。




 

 

 

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