生命システム






出産=新生

 前述のように、進化の過程と胎児の発達は同じである。

人類までの生命体の進化が、エヴァにおいては、ファーストインパクト後の受精による胎児の発達であるとするならば、本来、次に来るのは、出産である。

「郡体として進化にいきづまった人類を人工進化させる人類補完計画」

「滅びの宿命は新生の喜び」

補完=新生=REBIRTH=出産

であり、これだと、REBIRTHが「再生」ではなく「新生」と意訳されている理由も分かる。

 また、

新生=神聖=新世紀=新性器

という言葉の遊びもあるような気がする。

 ところが、胎児である人類は、うまく成長しなかったようだ。

「郡体として行き詰まった…」「出来損ないの人類を…」「進化の行き着く先は滅亡」とかの台詞が頻繁に出てくるが、胎児としての人類が完全なる固体として、もう一度人工進化(出産)させるにはどうすればよいのか?

補完(リセット)すればよいのである。

 昆虫が、幼虫から成虫になるときには、「さなぎ」という過程をとる場合がある。

さなぎの状態とは、中の細胞組織を一度どろどろの状態にまで分解して成虫の細胞組織を再構築する作業である。

いわば、さなぎ(=補完=死)から成虫になるのは、「死と新生の儀式」であるのだ。

これは、補完状態に似ている。

いずれも、次に来るのは新生である。

 ところで、「かえる」とは、

「帰る(ただいま、おかえりなさい)」

「還る」

「返る(REBIRTH)」

「孵る(孵化する、生まれる)」

である。

 孵化するということは、「ガフの部屋2」でも述べたように、生命体の進化と母体内の胎児の成長とがエヴァにおいてはリンクしており、インパクト時の原初の海は、さなぎを意味している。

そこから再び生まれることは幼体から成体への成長を意味し、孵化を意味する。

幼虫から成虫になることは、すなわち新生(REBIRTH)であり神聖である。

つまり、

さなぎ=生命のスープ=原初の海=LCLの海=エデン=死=DEATH

帰る=還る=返る=孵る=REBIRTH=新生=出産

である。

そして、補完する(=卵から孵る=出産する=REBIRTHする=再生する)ときには、羽根が広がるのである。

また、求愛するときにも、羽根を広げる。

4枚の羽根を広げて求愛する=求愛=愛を求める=A10求める=知恵の実を求める

となる。



おさらい

<天使と生殖システム関連>

リリス=精巣(01)

使徒=精子(01)

ヒト=精子(10)

アダム=卵巣(01)

サキエル=卵子(01)

ロンギヌスの槍=愛(10)


<天使について>

アダム=アダム(人の名)+ケルビム(天使の名)→4枚の羽根

リリス=リリス(人の名)+ルキフェル(堕天使の名)→12枚の羽根

ロンギヌスの槍=ロンギヌス(人の名)+セラフィム(天使の名)→6枚の羽根

リリン(ヒト)→0枚の羽根

※上記の天使の持つ羽根の数を足すと4+12+6+0=22となり、補完を表す。



本来の生命システムについて

 本来のシステムは、たぶんこうである。

●最初に、補完状態=カオスの海=22=無がある。(以下の図参照)





●次に、この22から2柱の生命の樹が生まれた。

すなわち、22=11+11となった。

この生命の樹は、一方が卵巣としての生命体の源であるアダムであり、もう一方が精巣としての生命体の源であるリリスであった。

生命の実と知恵の実の両方を持つ彼等は、11である神であった。

(以下の図参照)





●卵巣であるアダムからは、その卵子である使徒(サキエル)が産み落とされる。

アダム(11)から産み落とされる使徒サキエルもまた本来の11であった。

リリスから産み落とされる様々な可能性である使徒もまた当然11であった。

アダムから一体の卵子が産み落とされると、それに呼応するかのようにリリス(11)から使徒(11)が生まれ、覚醒していく。

彼等は様々な可能性(精子)であった。

精子であり可能性である使徒は、アダムから生まれた卵子であるサキエルを求めてそれに融合すべくライバルと戦う。(男の闘い)

サキエル(卵子11)と使徒(精子11)が融合すると22となりインパクトが発生する。

つまり、勝利した者のみに福音がもたらされて、他は全て死ぬ。(受精システムに同じ)

※この11と22は、ちょうど減数分裂した染色体と受精後の染色体の関係に似ている。

しかし、生命体の源であるアダム(卵巣)とリリス(精巣)は、次の世代へのリセットを行うために残るシステムとして残ることになる。

故に、アダムもリリスも現在まで存在していた。

(以下の図参照)






太古に起きた事件

 では、何故、本来神であるはずの生命体の源には、現在では生命の実しかなかったのか?

太古の昔には、このシステムを壊すいかなる事件があったのか?

 まず、前述のエヴァの世界における人の名と天使の名の同一性と神話の話をまとめてみる。

エヴァにおける天使の名と人の名の同一とは、

◎アダム=アダム(人の名)+ケルビム(天使の名)→4枚の羽根

◎リリス=リリス(人の名)+ルキフェル(堕天使の名)→12枚の羽根

◎ロンギヌスの槍=ロンギヌス(人の名)+セラフィム(天使の名)→6枚の羽根

であり、神話の伝承は、

◯アダムがエデンから知恵の実(10)を盗んだことによる楽園追放。

◯人によるエデンからの知恵の実(10)の盗難事件。

◯この事件によってケルビムは、生命の実(01)を守る天使となる。

◯ルキフェルの堕天。

◯最初に地獄に堕ちた人間リリス。

◯ルキフェルに羽根を付けてもらったリリス。

◯リリスとルキフェル(悪魔)との結婚。

◯これによって生まれたリリン。

◯ルキフェルにそそのかされて知恵の実(10)を盗んだエヴァ。

◯この罪によるエヴァの楽園追放。

これらを、ふまえると以下の図になる。



この事件により、それぞれの神(11)は、01と10に分離した。

この状態が現在の状態である。

 このそれぞれの生命の樹が分離する図は、隠喩や神話も含めて、色の上でも一致している。

つまり、

ケルビム(青01)+セラフィム(赤10)=紫(11)

使徒(青01)+ヒト(赤10)=紫(11)

これは、前述の

「母の愛の事情でわけられた使徒とヒト」=99.89%

と一致している。


リリス(青01)+エヴァ(赤10)=紫(11)

この隠喩は、

レイ(リリス青01)+アスカ(エヴァ赤10)=紫(11)




使徒の補完条件

 この、太古に起きた事件によって卵巣と精巣の間に愛がある状態になった。

父と母の間に愛があると言い換えても良い。

父と母が受精するためには、共通の愛を使用しなければ補完できない状態になった。

つまり、アダム(01)がロンギヌスの槍を刺して11状態の使徒(卵子)サキエルを産卵する。

リリス(01)もまた、ロンギヌスの槍を刺して11状態の様々な使徒(精子)を射精する。

後は、卵子と精子の受精システムに同じである。

最初に卵子に融合できた精子のみが勝者となり、他の精子は全滅する。

このとき、11+11=22となりインパクト、つまり、死=さなぎ=生命のスープが発生して、そこから新たなる種が誕生する。(すなわち、かえる=孵る)

つまり、死と新生の儀式(DEATH&REBIRTH)である。

(以下の図参照)



 本来は、このようなシステムになるはずだった。

ところが、これだとリリン(=ヒト)は、このシステムからはずされてしまうのだ。

ヒトは、10であるが故に孵れない身体なのである。

 では、リリンは、次世代の勝者となるためにいかなる行動をとったのか。



ヒト(リリン)のとった行動

 そこで、リリンは自らが11となるために生命体の源であるアダム(01)とリリス(01)のそれぞれからクローンをつくり出すことにした。

アダムとエヴァの誕生である。

そして、アダム(&リリス)よりヒトの造りしモノ、エヴァである。

 そして、そのクローン体のそれぞれにヒト(10)が搭乗して完全にシンクロすれば、その生命体は01+10=11となる。

さらに、この2体の融合によって11+11=22となり、リリンは、次世代の勝者になり得ると考えたのである。

 ところが、実際には、生命体の源(01)をコピーすると、逆転した10にしかならなかった。

それに搭乗してシンクロしても10にしかならなかった。

もちろん、アダムのコピー体であるエヴァも10にしかからなかった。

 さて、このリリンによってつくり出された生命体の源のクローン体であるエヴァには、生殖機能が無かった。

そこで、リリンは、エヴァを使って、生殖機能であるロンギヌスの槍(知恵の実=愛=10)を盗ませる。

※悪魔にそそのかされてエデンから知恵の実を盗むエヴァ。

そのために、アダムとリリスと使徒の関係は、以下の図のようになった。



 父と母の間には愛が無くなり、それぞれから生まれて来る使徒からは、知恵の実の象徴である瞳(目=eye=瞳=人身=人の形)が消えた。愛の無い子供が生まれるようになったのだ。

使徒は、人の形を捨てた悲しい存在になった。

 使徒と同じリリスから生まれたエヴァを使用することによって、他の使徒を殲滅することができた。

2体のエヴァは、神から盗んできたロンギヌスの槍(=愛)を使用することによって生殖器をつけた。

知恵の身を持つ2体の獣(18=6+6+6)が誕生した。

この2体のエヴァ(聖書でいうところのアダムとエヴァ)が知恵の実の作用により、生殖を行うことで種の保存をするようになった。

 生命体の源のコピー&リリンが完全シンクロしている彼等の身体は、猿(類人猿)のようであった。

彼等が進化して現在の人類になった。



孵れない人類

 ただ、ロンギヌスの槍を使用しても、彼等は知恵の実しか持たない群体であり、知恵の実しか持たないために死すべき生命体である。

彼等は、形の上では受精後の胎児のように進化の道をたどってきたが、補完=22を経験した完全体ではないので、進化に行き詰まってしまった。

「進化に行き詰まった人類」

つまり、本来の生命システムの過程である、

さなぎ(=死=生命のスープ)→孵化(=再生=出産)

という過程を経て完全なる個体となることができないのである。

つまり、アダムとエヴァの楽園追放の意味するところとは、

エデンへは帰れない=エデンである生命のスープへ帰れない=補完できない=孵れない(かえれない)=出産できない=REBIRTHできない=再生できない

ということを意味している。

人はREBIRTHすることができない。

11でもないので依代にもなれない。

つまり、進化(=胎児の成長)することはできても孵化(かえる=新生=REBIRTH=返る=還る=エデンへ帰る)することができないのである。

これまで進化してきた胎児である人類は、新生児として再び生まれることができない状態であったのだ。

「群体として行き詰まった人類」

 ところが、その生まれることのできない状態の胎児のもとへ、愛(目)を持たない新たなる精子(使徒)がやってきた。

このままでは、人類は「いらない子供」になってしまう。



愛があるのに結婚できない人類(孵化は不可)

愛が無いのに結婚できる使徒



 エヴァが知恵の実(=愛=死)を盗んだために福音はもたらされた。

知恵の実を(=愛=死)を神に返すとき福音は終わる。

このとき、人はエデンに帰り不死となる。




 

 

 

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